GSETという英会話のサービスを受けましたので紹介します。GSETは”本気で日本を英語大国にする”と謡っていて、ネット広告で出てきたので受けることにしました。
ちなみに私は欧州に本社がある外資系企業に勤めていて日常的に英語を使用します。メールがメインとなるため、会話、特にリスニングに不安があり、ネイティブが本気で喋ると理解できないというレベルです。ちなみにTOEICは10年ぐらい前に850を取ってから受けていません。
結果として2か月受講しましたが、私にとっては最適なサービスではないと思ったので延長はしませんでした。
GSETとは?
GSETは英会話(オンライン英会話)と英語コーチングの間のサービスになります。新しい英語学習法を提唱していて特に以下の4つに力を入れています。
1.発音
2.発声法
3.リズム
4.英語思考
以下公式HPからの抜粋です。
GSET独自開発の教材で、
どんな人でも、いくつからでも、4つの英語スキルが身に付きます。また、頭ではなく身体で覚える、専用繰り返し練習プログラムにより、
英語が無意識に話せるようになります。その結果、GSETならどこでも活躍できる英語力が身に付くのです。
GSET HP:
https://gset.co.jp/lp/?utm_source=google&utm_medium=cpc&utm_campaign=g_brand&utm_content=brand&utm_term=0000001&gclid=Cj0KCQiAx6ugBhCcARIsAGNmMbinabNe3I9Cg40KQSCw2qM0c-sXD0P4wa87lKZjR96aj_j83AmxdCsaAgmxEALw_wcB
ちなみに料金は4週間で57,200円(税込)となっています(23年3月現在)
私は約2か月レッスンを実際に受けましたので、その内容を紹介します。
GSETのレッスン内容
GSETのレッスンは以下に分かれます。
1,週1回の50分のマンツーマンレッスン(オンライン or 新宿のスタジオ)
2,週5回の自習(30分程度)。毎回課題を提出し翌日にフィードバックをもらう。
講師とのレッスンは週1回のみで、時間は固定になります(火曜日の10時からなど)。そのため、まず最初にスケジュール調整をするところからスタートします(無料レッスン時に現在の空きスロットを確認します)。私が受けたときは10時~22時でしたので、朝活に利用することは出来ませんでした。
レッスンは3つに構成されています。3つで合計50分になります。
- 音トレーニング:単語の発音
TH, R, L, SWなどの発音の練習。1つの音について3つ程度単語があり、それぞれトレーナーと発音の練習をする。 - リズムトレーニング:短い文章のリーディング
英語のリズムにフォーカスしたリーディングのレッスン。どこを強調して、どこにポーズを入れるかをトレーナーと確認する。 - 英語思考トレーニング:英語で質問された内容を瞬時に回答する
トレーナーからの簡単な質問に対して瞬時に答える。
発声法については特に特化したレッスンはありませんが、常に意識するように言われます。発声法とは、ネイティブが発する喉発声のことを指しています。日本人は鼻と口先で発生しているので、意識しないと喉発声は出来ないので、なかなか難しかったです。Youtubeなどでそれを取り上げている人がいますので確認してみてください。
自習は各自で空き時間に実施します。30分程度で終わります。Googleのスプレッドシートで提出する課題が1つ(英語思考)と、音声を録音したものをメールで送る課題(リズムと音トレーニング)2つの計3つになります。対面レッスンで行ったことの復習になり、音とリズムは同じ内容を1週間反復します。
2か月間レッスンを受講した感想
個人的な感想としては、発音を細かく練習するのは久しぶりだったので、いい見直しになりました。リズムトレーニングも、ネイティブスピーカーが実際にどのように喋っているのかを理解することができました。また、発声については私は初めてだったので苦戦しました。2か月では到底マスターできませんでした。
1つ1つのレッスンは特別なものではなく、それぞれについてはYoutubeなどで紹介している人はいますが、それが1つのプログラムになっていることが新しい点なのだと思います。また、自習は1時間以内で終えることができ、しっかりとフィードバックを貰えるので安心感がありました。
ただし、私が抱えていた英会話の課題を解決してくれるものではありませんでした。特にリスニングのみを行うレッスンはなく、実際に発声、発音することで自然とリスニングも身につくということだったので、少し物足りなかったです。また、「ネイティブに自分の言っていることをしっかり理解してもらう」という点にフォーカスしているので、私のように英語は使うが相手も第二言語の場合は、ここまで発音や発声などに特化したレッスンは不要かと思いました。
そのため、私は2か月で退会しました。まったく効果がなかったというわけではなく、私には合わなかったのかな、という印象です。
GSETが合いそうな人は?合わない人は?
個人的にGSETが合いそうな人は以下のような人かと思います。
- 中級以上の英語力
- アメリカ人やイギリス人などのネイティブスピーカーと話す機会が多い
- ネイティブ相手にプレゼンの機会がある。ネイティブの部下を率いている。(米国駐在するなど)
- ネイティブと同等の英語力を求められている。
- エグゼクティヴである。または彼らと話す機会が多い
高度に英語を使う必要があるような人に効果があるものだと思いました。私のようにビジネス英語を使うが業務レベルの場合はGSETは最適ではないのかと思います。(もちろん状況によります)
逆にGSETが合わない人は以下のような人です。
- 英語が中級レベル以下
- メールメインで英語を使っている
- インド人やシンガポール人、フランス人など、ネイティブではない人と話す機会が多い
- リスニングを伸ばしたい。TOEICの点数を伸ばしたい。
英語と一言で言っても第二言語で英語で話す人は、母国語に近い英語となるのでネイティブの話し方をマスターする必要はないのかと思います。また、発声も出来たほうが当然いいと思いますが、相手に理解があれば不要なのかと思います。
まとめ
GSETのレッスン自体はクオリティが高いと思いますが、人を選ぶサービスなのかと思いました。金額も安くないので、初級者などは単純なオンラインレッスンで英語に慣れることが先決かと思います。
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