男性育児休業を取得!実体験を紹介

育児

23年1月から4ヶ月の予定で育児休業を取得しました。その背景や会社との交渉、手続き、取得して1ヶ月たった感想などを記載します。

男性育休を取得した背景

2022年10月から新たに「産後パパ育休(出生時育児休業)」「育児休業の分割取得」が施行されニュース等で話題にもなりましたが、実際には男性で育児休業(育休)を取得する人は少数かと思います。さらに私のように4ヶ月(予定)も取る人はさらに少ないと思います。私の職場でもいませんでした。
そのような環境で私が今回育休を取得した背景は、

  • 双子だった
  • 友達で男性育休取得した人がいた
  • 仕事(職場)での育休取得のハードルが低い状況

の3点があげられます。

双子だったから

まずはこれが一番だったと思います。正直、双子でなかったら育休は取得したとしても1ヶ月程度だったと思います。
双子の妊娠発覚から双子育児のサーチを進めると、「2年間は寝られないと思え」とか「可能なサポートはすべて受け入れろ」など、如何にハードかが書かれているものが多かったです。
私の場合、妻の実家は東北にあり、義母も働いているため容易にサポートが得られる状況ではありません。私の実家は都内あり我が家から1時間かからないですが、母親は70歳を超えており、頻繁にはサポートをお願いするのが難しいです。
私の収入も多くなく(1000万円なんてとても届いていません)、妻もフルタイムで働いてやっと都内で暮らしている状況で、ヘルパーさんを頻繁に頼むのも現実的ではなかったです。
妻からのお願いもあり、妻が里帰りから12月末に帰ってきてから、保育園の慣らし保育が終わるまでの期間(4ヶ月)育休を取得することにしました。

友達で男性育休を取得した人がいた

心理面での影響が大きかったのはこれです。
私の友人が第2子誕生時に6ヶ月間育休を取得した人がいました。最終的には1年間に延長していました。その友人はもともと育児に積極的で、子供の成長を身近で感じれてよかったと言っていました。その話を聞いたときは、正直なんとも思っていませんでした。育休取得のキッカケも私は双子だったからなので彼とは異なるのですが、結果として、やはり身近な人が取得していた事実が育休取得の心理的なハードルをぐっと下げてくれました。

仕事(職場)での育休取得のハードルが低い状況

自分のキャリア形成や職場の状況も育休取得に大きく影響を与える要因だと思います。
まず、私の場合、新卒で社会人になり、現職は3社目で入社から8年経っています。そのため、育休取得で会社や上司と揉めたとしても、最悪育休から戻ってから転職すればいいか!ぐらいの考えでした。ここ2−3年は実際少し転職を考えていた時期でもありました。
また現在の職場100名規模の会社で現在は新卒採用はしておらず、皆転職で入社して一定期間働いたら転職して去っていくような職場のため、欠員が出ることには慣れています。
もし新卒から大企業に努めていて、出世に関わるような状況で、一生勤めることを前提としていて、社内の理解も薄いような職場だったら、私もおそらく育休取得に躊躇していたと思います。

取得までの流れ

実際に双子妊娠の発覚から取得までの流れを紹介します。

妊娠発覚5ヶ月:上司に相談
双子の場合は安定期がないと言われるほど、リスクが高い妊娠になります。そのため、少しおつついてきたタイミングでまずは上司に妊娠の報告と育休取得の意思を伝えました。

出産まで:適宜上司に報告
私の場合、最初の段階で揉めることもなかったので、出産までは適宜上司に報告する程度でした。人事への報告は上司から行ってもらいました。

出産後:上司への報告。人事部への連絡
上司から人事部へ報告してもらい育休取得の話もしてもらいました。
出産後、会社への提出書類と一緒に、育休所得に関する書類を人事部へもらい合わせて提出しました。

取得3週間前:人事部と面談。書類提出。
育休取得に関する書類を人事部へ提出=>承認をもらいました。また、給料、手当、住民税などの説明、育休期間中の連絡方法の確認などを行いました。

取得3週間前:担当の引き継ぎ。
会社からの承認を得てから、大慌てで担当の引き継ぎを行いました。合わせて会社備品返却のスケジュール調整なども行いました。

ざっと上記のような流れになります。これは会社によって大きく異なると思います。私の場合、特に揉めることもなくすんなり進みました。無事に出産するまでは特に育休についてすることはないのですが、その後の流れをスムーズにするため、上司とは適宜話していました。

育休取得から1ヶ月で感じたこと

執筆現在で育休を取得して1か月が経ちました。
一日一日成長する我が子と毎日過ごすことができ本当に良かったと感じています。夫婦の会話も増え、愚痴を聞く時間も長くなりますが、妻の精神的、肉体的な疲労を少しは軽減できているのではと思っています(勝手に)。


双子の集まりなどに参加すると、基本的に男性が育休を取得していることがなく、羨ましがられます。個人的には、双子だろうと無かろうと男性が育休を取得することをお勧めしますが、仕事のタイミングや年収などによっては難しいということは理解できます。また、私も今回のタイミングでなければ取得をしていたかはわかりません。
特に感じるのは、過去に転職したことがあるということが心理的に取得を楽にするということです。もちろん転職したことがあっても、昇進のタイミングやプロジェクトが大詰めだったりとタイミングによって難しいこともあると思います。また転職したことによって年収が大きく上がっていたら、仕事にフォーカスしてヘルパーさんに頼るのもありだと思います。ただし、転職したことがあれば、私のように「最悪もう一回転職するか?」というような考えもできるのではないかと思います。

育休が2か月、3か月と続くとどのように私の心境が変化するかわかりません。適宜記事にしたいと思います。

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