男性育児休暇の最適な期間とは?

育児

男性の育休取得についてニュースなどで取り上げられることも多いです。私も4か月間育休を取得しました。実際に取得して思ったのは、育休自体は取ったほうがいいと思うが、どのぐらいの長さを取得するかは人にもよるし状況にもよるということでした。

男性の育休は1週間でもよいと思いますし、1年間でもよいと思います。世間や女性からの声に負けずに冷静に考えてほしいと思います。

男性育休の現実。実際にどうなるか?

私の実体験や育休期間を決める材料を紹介したいと思います。

収入面

育休中は給料支給はありませんが、育休手当がもらえます。会社員であれば会社で手続きしてもらえ、勤務先から出ているわけではなく、雇用保険(国)から支給されます。育休期間が6カ月までなら月額の67%(以降は50%)がもらえますが、健康保険・厚生年金保険料が免除されるため、ざっくりと手取りの8割ぐらいがもらえるイメージです。ただし別途住民税は支払う必要があったり、2か月に1回の支払いであることなど注意が必要です。

会社によっては、とくに大企業や育休を推進している企業の場合は、会社からさらに手当がもらえる場合があるそうです。

つまり、まずは男性の収入が8割になると生活が厳しくなるのであれば、育休は取得するべきではありません。

また、女性のほうが収入が多い場合は、男性が育休を取得し女性が働いたほうが収入面では良いです。

誰がどれぐらい育児をするのか

子供が1人のみであれば、基本的に二人で育児する必要はありません。ただし、夜泣きがひどい場合や子育てでストレスが溜まっている場合は、2人で育休をとることを検討したほうが良いと思います。(有休休暇で対応できる場合もある)

また母乳のみの場合は男性ができることは少なくなります。男性が育休を取得するのであれば、ミルクでの育児に移行する必要があります。

事前に誰がどれぐらい育児をするのか、したいのかを明確にしないと、ただ育休を取得しただけで何もしないで終わってしまいます。または育児の取り合いで夫婦仲が悪くなってしまうこともあります。

夫婦で話し合った結果、男性育休1週間+土日は男性がメインでお世話+必要であれば有休、という回答になるかもしれません。

職場の状況と仕事の状況

一般的なサラリーマンであれば、自分がいないと会社が回らないということはありません。1-2か月であれば全く問題ないと思いますが、育休をすることを決めたのであれば事前に自分の仕事は整理しておく必要があります。

ただし、将来的に考えて育休を取得しにくいタイミングはあると思います。昇進に関わるときであるとか、重要であったり前からやりたいプロジェクトが始まったりしたときです。仕事へのモチベーションが最高潮の時に無理して育休を取得する必要は個人的にはないと思います。

私のケースですと、転職して8年が経っていて仕事へのモチベーションが下がっていて次の転職も考えていた時期だったので、4か月育休を取得しました。育休を取った時期は繁忙期でしたが、事前に業務を整理し、半年前から自分しかできない、わからないような特殊なことはしないように気を付けていました。

職場によっては男性が長期育休を取得するのが初めてのケースになるかも知れません。私もそうでした。ただし手続き関連は女性の場合と同じため苦労することはないと思います。やはり気持ちの問題が大きいと思います。上司や職場からの風当たりが強い場合もあるかも知れませんが、強い気持ちで対処しましょう。私の場合は女性社員の方から励ましのお言葉を多数いただきました。意外と味方になってくれる人はいます。

保育園の入園時期

男性が育休を取るか、どれぐらいの期間とるか、の一番の要素は、保育園に入れるのか?いつ入れるのか?によると思います。

まず、出産後も夫婦ともにフルタイムで働くことを考えているのであれば、0歳から保育園に入れることになると思います。その場合は、4月入園だとすると、育休が取れる期間は4月までになります。保育園の空きがない自治体の場合は、2人ともフルタイムのほうが保育園に入れやすくなることも考慮する必要があると思います。(自治体ごとでポイント計算がことなるの確認してください)

例えば子供が9月に生まれた場合は、育休は7カ月が最長になると思います。ただし最初の2か月は里帰りしているようであると5カ月になります。

当然ですが、1歳から保育園に入れるのであれば、期間は長くなりますが、原則子供の1歳の誕生日までなので12か月になり、途中入園ができるのであれば、短くなります。

育児期間のパターン

上記を検討すると、それぞれに合ったパターンが出てくると思います。

例えば共働きで初めての子供(兄弟姉妹がいない)が9月に生まれて双子でないケースの場合。
給料アップのチャンスがあり、仕事はなるべく休みたくなければ、繁忙期でない期間、例えば2月とかに、2週間から1か月取得するパータンが個人的に良いと思います。途中で男性が育休を取得するほうがお互いに目標ができるので良いからです。

周りの雰囲気に流されず、それぞれに合った育休を取得することがベストだと思います。

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